自分はなんでこの世に生まれてきたの?
河井寛次郎といえば、かつて柳宗悦とともに民藝運動の中心的役割を担ったりもした、作家の枠を超えているというべき思想をもった陶芸家です。それゆえに、この人の言葉は素晴らしく、そして、とっても奥深いんですね。そんな河井寛次郎の言葉の中でもとびきりなのがこの言葉。
この世は自分を探しに来たところ、
この世は自分を見に来たところ。
好きなものの中には必ず自分はいる。
解説不要です。どうですか?しびれちゃいますよね。きっと、この言葉は河井寛次郎自身が悩んだ末にたどり着いた境地なのでしょう。最後の一行にそんな心境がうかがえる気がします。
自分はなんでこの世に生まれてきたのだろう?なんてことを、誰だって一度や二度は考えたことがあるはずです。いや、一度や二度どころじゃなくて、しょっちゅう考えているよっていう人もいるでしょう。そんなことを考えてもやもやとしてきたときにこの言葉を思い出してみてください。すっと背筋が伸びてきて、前向きな気持ちになってきますから。
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